tsuvYAKI

ゆるゆるアトリエ

#SupernalBlue
メリジェの話でサブキャラをいっぱい動かしたので蛇足の話も聞いてください。
ちなみに私はお話の脇役ばかり好きになる呪いがかかってるひとです。
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◇ユグネラとアイオン
メリジェの両親。正統派っていうか古典的な金髪エルフの母と顔も心もイケメンのオークです。
父はわかりやすく言えば青年会の役員をしており、母は町長の補佐というか、昼と夜が平等な森の外交担当です。どっちも顔が広くて特に経済活動をしなくても貰い物だけで暮らせちゃう家と土地柄。話題に出すまでは、母には家事能力がなく家でぐうたらしているダメ嫁みたいなのも考えなくもなかったんですが、あまりに千年エルフの貫禄がなくなるので取りやめ取りやめ。メリジェの職業は家事手伝いで、父が何でもできるのでそれを手伝っています(でも父も、読み書きや家事はここ最近覚えたらしい)。もう少し未来になると、母の仕事を引き継ぐことを考えるかもしれません。
娘のことを超かわいがり心配していた母と、自分が過去嫌な経験をしたから娘には傷ついてほしくなかった優しい父でした。ラブラブだけど、オズくん清らかセンサーによると結構プラトニックらしいです。
母はストレートにセンター分け金髪でサークレットを着けてエルフ感を出し、父は人の社会に馴染もうとしたオークなのであまり野性味を出さないように。メリジェの父なので腹は出ています。
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◇ロザリーとオズ
メリジェの幼馴染。魔女見習いのゴブリンと、サボタージュ郵便局員白馬ケンタウロス。
ロザリーは上も下もきょうだいが多くてあまり構ってもらえなかった中、森で年の近いメリジェとオズと仲良くなりました。オズが先祖返りしているユニコーンは曾祖父で、帽子と前髪の下に角っぽいのが実はあります(うっすら)。どっちも恐ろしく動かしやすい。ロザリーの師匠の魔女は優しいヒューマンのおばあちゃんです。オズはよくメリジェの家に雑に荷物を届けています。(「ブツの配達だぜ」「お中元を闇の物品みたいに言わないでえ」)19.5~20で描写した通りこのケンタウロスはゴブリンのことを好いておりますが、進展があるかと言われるとこいつは血に逆らえず清らかな乙女が好きなので……(あと作者が片思いが好きすぎるので……)。
ゴブリンの緑肌とでかい鼻がもうかなりパンチあるので、他は奇をてらわずシンプルな見た目。ケンタウロスの下半身をなるべくなら描きたくないため、エプロンで隠したりなど。
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◇ソロル
昼と夜が平等な森の町長。昔々勇者たちと戦った老竜。
ドラゴンはこの世界では夜の眷属ということになります。精霊と親しい種族の、昼の眷属の代表がエルフなら、夜の眷属の代表がドラゴンな感じで、長寿命。おじいちゃんの口調を書いたりするのが超たのしいので老人はまたやりたいところです。そういえば手紙といいつつ全部口語体だったのは喋りとの一致でキャラクターを理解してもらうためという理由があったので、ご容赦いただきたいです。
ザ・ドラゴン。同じデザインで色によって段階があるなら一番弱そうな感じです。おじいちゃん感のためだけに足された髭。
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◇勇者と魔王
この世界に光と闇をもたらした者。転生の宿命を背負ったヒューマンと永遠の使命に生きる大精霊。
勇者女性です(いまは)。寿命はヒューマンそのままに、傷と記憶を引き継いで死ぬ度即生まれ変わるので、ヘラヘラした態度は大概諦めから。千年前魔王の下にたどり着いた時には、100日話し合い、今後歴史が続く限り魔王の使命を手伝うという約束で世界の半分をもらいました。ちなみに、当時パーティの一員だった癒し手の女の子は後に勇者と再会し、その後は子孫代々魔王城の書記官として勤めているという設定があります。その時ユグネラのかわりに勇者にビンタを喰らわせました。勇者は転生する度に魔王城へ向かい、その生涯を魔王の手伝いに費やしています。魔王さまはちょっと世界創造の才能がないだけで不器用なインドア派です。いかついのは見た目と作り出した眷属だけで、本人は戦いなんて望んではいませんでした。でも当時の夜の眷属は無法だったので当然トップの言うこととかも聞いてくれず、やるべき仕事にも追われているしで放置状態。今の魔王城は世界の最果ての大図書館として機能しており、本やスクロールを求める商人が集まって、結構賑わっています。かつての戦いの歴史が博物館に収められ、勇者がソロルからぶんどった聖剣が一番の目玉展示らしいです。
光の勇者、闇の魔王。何もいじらず、そのままの味わいです。魔王さまを幼女にしたい欲を抑え、毛量の多いおじさまにポンコツ属性を乗せることを選びました。えらい。畳む